3年前の6月、ナガヤにお住まいだったYさんが老衰で亡くなられました。
「最期までナガヤで暮らしたい」と希望され、医師やケアマネージャーさん、ヘルパーさん、看護師さんらの力を借りながら願いを叶え、最期は「ありがとうね~」と言いながらナガヤで息を引き取られました。
ユーモアのセンスがあり、穏やかでちょっと天然、可愛らしい笑顔のYさんの姿が今でも目に浮かびます。
Yさんの命日に、親しい友人だった住人さんと一緒に追悼会を行いました。
Yさんの大好物の白熊や、芋けんぴなどを食べながら、昔の写真やナガヤに寄贈して下さった書を見つつ、
「Yさんは面白い人だったー!あの人は一言も悪口を言うことはなかったね」
「大の猫好きでお部屋で可愛がってたね。最期はみんなに囲まれて素敵な見送りだったね」
と思い出話に花を咲かせました。
Yさんは最期までナガヤで過ごす夢を叶え、そしてお葬式の代わりにお部屋で親しい人たちと共に見送る会を行いました。最期まで住人さんに囲まれ、近くに人の姿がありました。
ナガヤには、Yさんと同じくらいのご年齢の方もいらっしゃいます。
Yさんのように晩年も穏やかで自分らしい生活を送って頂けるよう、これからも、何がその人にとって一番良いか?何を望まれているかに耳を傾け「ナガヤに来てよかった」と思える暮らしを作って参りたいと思います。
(事務局 福原)